動詞の位置
「定型第2位」の原則
主語に応じて活用した動詞も「定型」という。
定型は分の2番目にくる、
のがドイツ語の原則。
①主語で始まる文
Ich bin heute in Berlin.
主語 定型
私は今日ベルリンにいます。
②主語以外で始まる文
Heute bin ich in Berlin.
定型
主語と動詞が逆になる
例:
Ich bin heute nach Hamburg.
私は今日ハンブルクへ行きます。
1.主語をwirにすると
Wir fahren heute nach Hamburg.
私たちは今日ハンブルクへ行きます。
2.文を副詞heuteで始めると
Heute fahre ich nach Hamburg.
今日、私はハンブルクへ行きます。
3.文をnavch Hamburgで始めると
Nach Hamburg fahre ich heute.
ハンブルクへ、私は今日行くのです。
動詞の現在形
動詞の不定形
heißen 〜という名。 gehen 行く。
ドイツ語の不定形は、
語尾が -en で終わるのが特徴。
現在形の語尾
動詞の語尾は、主語の人称によって変化。
「語幹+語尾」の形になる。
「語幹+ -e 」
→1人称単数のとき
「語幹+ -en 」
→1人称複数、
2人称単数・複数
3人称複数のとき
「語幹+ -t 」
→3人称単数のとき
現在形の活用
heißen「〜という名」
単数 複数
1人称 ich heiße wir heißen
私は 私たちは
2人称 Sie heißen Sie heißen
あなたは あなたたちは
3人称 er / sie / es heißt sie heißen
彼は 彼女は それは 彼らは/それらは
Ich heuße ......
私の名前は・・・です。
Er heißt Rudi.
彼はルーディーといいます。
特殊な動詞の活用
英語のbe動詞にあたる sein は、
不規則に活用する。
sein「〜である」
単数 複数
1人称 ich bin wir sind
2人称 Sie sind Sie sind
3人称 er / sie / es ist sie sind
発音と読み方
発音の原則
1.基本はローマ字読み。はっきり発音する。
Berlin ベルリン Basel バーゼル
Bremen ブレーメン
2.原則として第1音節にアクセントがくる。
Hamburg ハンブルグ
Göttingen ゲッティンゲン
3.最後の子音に至るまで発音しない字はない。
Stuttgart シュトゥットガルト
Frankfurt フランクフルト
母音の例外
① ei は「アイ」と読む。
Heidelberg ハイデルベルグ
Leipzig ライプツィヒ
② eu は「オイ」と読み。
Deutsch ドイツ語 Euro ユーロ
③ ie は「イー」と読みます。
Wien ウィーン Kiel キール
子音の読み方
① s は原則として濁る。
Salzburg ザルツブルグ
Solingen ゾーリンゲン
・後ろに母音がない場合の s は濁らない。
Dresden ドレスデン
Wiesbaden ヴィースバーデン
・ ss . ß は濁らない。
Kassel カッセル Straße 通り
groß 大きい
・ t . p の前の s は「シュ」と読みます。
Stadt 町、市 Spree シュプレー川
Sport スポーツ
② sch は「シュ」
ch は「ヒ」または「ハ/ホ」になります。
Schwarzwald 黒い森 schön 美しい
Tisch 机 Zürich チューリッヒ
Aachen アーヘン Nacht 夜
ドイツ語の特徴
ドイツ語学習のポイント
1 動詞が文の骨格
- 主語の人称によって動詞の形が変わる。
- 動詞の位置が英語に比べて違う。
- 動詞の一部や全体を文末に置くことがある。
2 名詞の役割
- 全ての名詞に性がある。はじめのうちは丸暗記。
- 名詞の性や格によって、冠詞がさまざまに変化する。
3 発音はハッキリとする
- 基本はローマ字読み
- 変な順番や、動詞の形などを間違えても十分伝わる。
アルファベット
A アー B ベー C ツェー D デー E エー F エフ G ゲー
H ハー I イー J ヨット K カー L エル M エム N エヌ
O オー P ペー Q クー R アール S エス T テー U ウー
V ファオ W ヴェー X イックス Y ユプシロン Z ツェット
ウムラウト
ドイツ語には、A、O、Uの上に点々がついた文字がある。
これをウムラウトといい
発音が変化する。というサイン。
A a アー → Ä ä エー
O o オー → Ö ö オェー
エスツェット
英語にはない「ß」というドイツ語独特の文字がある。
発音は「ss」と同じ。
sとzの組み合わせた文字、エス・ツェット。